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くりゆたか

着果安定した強粉質多収の
大玉品種

1.果実は1.8~2.0kgの大玉。特に玉の揃いがよく、やや濃い緑色で腰高扁円形。
2.肉質は強紛質で、甘味も強く大変おいしい。
3.草勢はやや強く蔓太、葉はやや大きい。
4.葉柄強く、葉折れ倒伏少なく風に強い。ウドンコ病の発生も少ない。
5.雌花着生は従来品種程度だが、着果は大変よく、収量性が高い。
6.作型は広く、ハウス・トンネル・露地栽培または抑制栽培にも適する。

栽培のポイント

※栽培のポイントや特性は産地・栽培時期により
変わるため注意が必要です。

1.育苗
本葉2~3枚発生時に花芽の分化が完了するので管理を入念に行う。発芽日数は3.5日ほど。定植前に地温を12℃に下げ徒長を防止する。
2.定植苗
馴化を行い鉢土の最低温度は圃場の地温より低めに管理する。老化苗定植は厳禁、10.5cmポットで本葉4枚程度で摘芯し定植。
3.施肥
元肥量は、おおまかな目安として品種による草勢の強弱と品種特性により、加減することが大切。くりゆたかは窒素成分で10~12kg/10aを目安とする。追肥は蔓が1mほど伸びたとき、畝間に待肥として施用する。目安はN-3kg、P-3kg、K-3kg/10a。また第一果の着果後、草勢が弱い、うどんこ病が懸念される、側枝の発生が少ない、玉の肥大が鈍い、生理落果が見られるなどの場合にもお薦め。
4.栽植密度
3本仕立て 畝幅3.5m×株間80~90cm
2本仕立て 畝幅3.5m×株間60~70cm
1本仕立て 畝幅3.5m×株間30~40cm
また初期短節のため畝幅3.0mでも栽培可能。
5.仕立て・整枝
カボチャの蔓は1日で最大15cmも伸びる場合もあるため、誘引作業は早めに行う。
子蔓が15~20cm伸びたら、良好な2蔓を残す。(二本仕立ての場合)着果位置までの側枝は早目に除去し、雌花の子房を充実させる。株元の雄花は必ず残し、着果節の側枝はつる傷の原因となるので除去必須。
着果節位に関して、通常は12~13節に着果させるが、くりゆたかは10~12節に着果させることが理想。(蔓元から70cm~)。
6.交配
交配は早朝に行う事が必要です。省力化のためにもミツバチ交配がお勧め(曇雨天時は、ハチが飛来しないので人工交配が必要)。訪花昆虫を殺傷しないためにも、殺虫剤の使用には注意する。
7.収穫
くりゆたかの収穫日数は、一般的に交配後50日前後が目安となる。未熟果であると、粉質度が低下し貯蔵性・食味の低下に繋がる。

特性-1

草勢    :強
葉柄長   :やや長
葉色    :濃緑
葉大小   :大(やや丸)

特性-2

果形    :やや腰高
果皮色   :やや濃緑
果重    :1.8~2.0kg
果肉色   :黄金
食感    :粉質
食味(糖度):中高

特性-3

成熟日数  :50日前後
積算温度  :950~1000℃

作型図
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