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TYみそら109

高品質で揃う!黄化葉巻病耐病性「みそら」品種

1.草姿
・草勢は中強で、厳寒期のが維持しやすい。
・中葉で節間が短く、栽培容易。
・極早生で、開花着色ともに進みが早い。
・1花房あたり数は 6-7花で、安定した着果性を示す。
2.果実
・食味は極めて優れる。 甘みが強く、酸とのバランス取れておりコクもあり美味しい。
・濃桃色の豊円形となり、花落ちが小さく、外観が美しい。
・果実の大きさは200g前後となる。
・栽培後半も安定した果実の大きさを示す。
・果実が硬く店もちが良い。
・裂果、乱形果の発生が少なく、果実の揃いが良いため、秀品率が高い。
3.耐病性
・ToMV(Tm-2a)、萎凋病レース1およびレース2、半身萎凋病レース1、葉かび病(Cf9)に耐病性強。
・黄化葉巻病(イスラエル、マイルド両系統)、斑点病、ネコブセンチュウに耐病虫性中程度。
・青枯病に比較的強い。

栽培のポイント

1.は種・育苗
・極度な潅水は避け、細やかな管理を行う。鉢上げの際は10.5cm以上のポットを使用する。苗ずらしは葉が重ならないように適宜行う。
2.ほ場準備
・事前にほ場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を行う。土壌条件や残肥の量により異なるが、元肥量の目安は窒素成分で10aあたり8-10kg、リン酸15-20kg、カリ15-20kgとする。
・草勢のバランスを良くするために緩効性肥料や有機質肥料の使用が望ましい。
3.定植・栽培管理
・定植は第一花房第一花の開花始めを目安に行う。初期生育が旺盛な品種のため、セル苗定植など極端な若苗定植は避ける。活着後は潅水を控え、根張りを良くし、過繁茂にならないように注意する。低段花房はホルモン処理などによって確実に着果させる。
・第三段花房が開花し始め頃から生育にあわせて潅水量を増やしていく。
・追肥は草勢を見ながら第三花房開花頃に開始する。目安として、10日から20日間隔で、1回10aあたり窒素成分で1.0-1.5kgとする。着果負担のピーク(第4段花房開花から第6段花房開花頃まで)頃からは徐々に追い上げていくが、肥料は急激に効かせるのではなく、途切れずに効き、草勢維持できるように工夫する。
・液肥を潅水に用いる場合、濃度を薄くして回数を多く施す。
・本品種は低温期の着果性が良くカリウム要求性の高い品種である為、葉先枯れを生じることもある。特に着果負担のかかる厳寒期には、カリウム成分の高い肥料で追肥を行うことで葉先枯れの予防を行う。

病害虫の防除

・本品種は植物体内でウイルスの増殖を抑えることで、黄化葉巻病に耐病性を示すが、ウイルスを保毒してしまう恐れがある。また、黄化病の媒介昆虫もコナジラミ類であることから、定期的な薬剤散布を行い、コナジラミ類の防除を徹底する。
・黄化えそ病、キュウリモザイクウイルスには耐病性を持たないので、アザミウマやアブラムシなどの防除も徹底する
・葉かび病の耐病性はCf9であるが、それを侵す新しいレースが発生しているので、防除を行う。
・葉先枯れが発生した際は、灰色かび病の防除を徹底する。
・青枯病の汚染土壌では「足じまんSS」を用いて接木を行う。

特性

草勢  :中強
果重  :200g前後
花数  :6-7
硬度  :硬
果形  :豊円腰高
早生性 :早生

適応作型

抑制
促成
半促成

作型図
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